実践リスク・マネジメント

リスク・マネジメントは2009年11月、国際標準(ISO31000)となりました。

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武井 勲の一言

築地市場移転問題(盛り土)

(2016年9月16日公開)

小池百合子都知事にはリオのパラリンピック閉会式出席へ出発する直前に、築地市場移転問題がにわかに浮上しました。浮き彫りなったのは次の3点です。

 ①豊洲市場の主要施設下で、都が土壌汚染対策に実施したとしていた4・5メートルの盛り土が行われていなかったこと。

 ②都幹部が施設下に地下空洞をつくる計画を、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一の歴代3知事に報告していなかったこと。 

   ③敷地全域に盛り土をすべきだとする専門家会議の提言を覆す重大な決定をしながら、組織のトップの判断を仰いでいないという、都幹部らの独断ぶり。

 仮にこれが事実とすれば、都政では知事3代にわたって、内部統制(いわゆるリスク・マネジメント)の体制が未整備のまま、放置されてきたことになります。都知事として、リスク・マネジメントに関し、ずさんな経営、管理、日常業務を看過することは許されません。

 具体的に、小池知事に要望したいことは、次の5点を可視化すること。迅速な決断と実行、そして情報開示を期待します。

 ①環境リスク(土・水・空気などの)を把握する責任と役割は、どの部署であるのか?

 ②都庁全体で、部署ごとにリスクを特定・測定・評価する体制と人材は決まっているのか?

 ③リスク対策に関し、都庁全体のリスク・マネジメント(ERM)体制を構築し、PDCAサイクルを回すリスク・マネジャーの配置と活用の実態。

 ④都庁全体のリスク・マネジメントを監視する担当部署はどこなのか?

 ⑤都庁全体のリスク・マネジメントを統合して、知事に報告し、判断、指示を仰ぐ内部統制(いわゆるリスク・マネジメント)の総責任者(いわば、チーフ・リスク・オフィサー=CRO)はだれか?(2016.9.16)

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